徳川家康の死因が病気の胃がんは嘘?天ぷら事件の真相や病名が気になる

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出典元:ガーリードロップ

 

日本人なら必ず習う戦国武将の一人が徳川家康でしょう。
400年続く江戸時代の基礎を築き、天下統一を為した成功者のイメージですが、天国に行ってしまった時はあっけなかったと言われています。

昔の人は帰らぬ人になった原因がはっきりわからず、様々な憶測が飛び交うものですが、もちろん家康の死因も諸説あります。
有名なのは天ぷらで食あたり。
他にも胃がんや老衰など、さまざまな原因が考えられており、今でもはっきりと「死因はコレ!」とは言えない状況です。

当時のことを記した書物などから家康を研究する人は多く、医学の進歩とともにどんどん可能性が増えていっていますね。

今回は、徳川家康の死因が病気の胃がんは嘘なのかや、天ぷら事件の真相と病名などについて見ていきましょう。


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目次

徳川家康の死因が胃がんの病気は嘘?

徳川家康の死因が、胃がんの病気は嘘なのか紹介します。

質素倹約を掲げ、さほど贅沢をしなかった家康ですが、事実は意外とグルメで日本各地の様々な料理をよく食べていたんだそうです。
有名な肖像画もちょっとふくよかですし、他の将軍より貫禄があったようですね。

家康は健康に気を遣う一方で月に数回豪華な料理を堪能したと言われており、麦飯や八丁味噌は家康の長寿に貢献したことで知られていますね。
安倍川もちや奈良漬け、ワサビなどの各地の名産も家康に献上したことで有名になったものもあるんだとか。

 

そんな珍しいもの、新しいもの好きの家康ですからなかなか食べ慣れないものも多く食べたと思います。
胃がんの原因はピロリ菌の感染や塩分過多、野菜や果物不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスなど。
健康を気遣う家康はたばこや酒とは縁がないとしても、豪華な食事の油や塩分が胃に負担をかけたことは間違いないと思います。

現代人のようにあれこれ食べ慣れた胃ではないので、食べ慣れないものに対して内臓はストレスを感じていたのではないでしょうか。

 

家康には晩年、天ぷらを食す前から食欲不振や胸のつかえ感、腹部のしこり、体重減少、吐血と言った典型的な胃がんの症状がみられたそう。
医師は胃がんを疑ったそうですが、家康は寄生虫が原因と信じて疑わず、医師を左遷して下剤の服用を続けたとされています。
アニサキスのようなものだと思っていたのでしょうか…

もしかしたら、医師の進言に従って治療していればもう少し長生きだったのではないでしょうか。

徳川家康の死因は天ぷらの影響で胃がんの病気になった?

徳川家康の死因は、天ぷらの影響で胃がんの病気になったのか紹介します。

家康の死因として有力な胃がんですが、天ぷらを食べすぎて胃がんになったということは無いようです。

どちらかというと、もともと胃がんの症状があったところに胃に負担のかかる天ぷらを食べすぎたせいで胃がんが悪化したという考え方の方が納得できますね。

胃の粘膜が炎症を起こし、ただでさえ消化不良だったところに大量の天ぷら。
年齢も75歳と高齢でしたので、体に限界を感じても無理はないです。

ですが健康オタクの家康が食べ過ぎで消化不良を起こして亡くなるなんて、本人からしたら不名誉な話ですよね。


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徳川家康の天ぷら事件とは!

徳川家康の天ぷら事件をわかりやすく紹介します。

徳川家康の死因として知られているのが鯛の天ぷらです。

これは家康の晩年に関西で流行していた食べ物だそうで、京都の豪商茶屋四郎二郎が献上したものと言われています。

当時は天ぷらではなく「付け揚げ」と言われており、見た目は唐揚げに近かったんだそうですよ。
天ぷらにはにんにくを添えるというのが当時のスタイルだったようですので、高級かつガッツリメニューだったんですね。

 

献上したきっかけは家康が所望したからということですので、家康は情報通だったんですね。
実際に鯛のてんぷらを食べた家康は、あまりのうまさに食べ過ぎてしまい、腹痛を起こしてそのまま亡くなったというのが天ぷら事件のあらましのようです。

 

当時は天ぷらによる食中毒が死因と考えられていたことで「家康の死因は天ぷら」という話が有名になりました。

天ぷらの食べ過ぎで腹痛なんて贅沢!!とも思いますが、実は天ぷらを食べる前から胃がんを患っており、本当の死因は胃がんという説も。

徳川家康の死因で病気の病名が気になる

徳川家康の死因で、真相の病気の病名を考察しました。

長生きを目指し、健康に気を遣う健康オタクだったと言われている徳川家康の質素な食事も健康のためでした。

医学にも通じていたそうで、自分で薬を調合して飲むほどだったと言われ、体調不良の際に医師の見立てと家康の見立てが合わないと医師の見立ては無視だったようです。

 

そんな医師の忠告に従わない一面が、隠れた病気の進行につながった可能性もありますね。

さらに健康オタクな家康の生活で問題視されているのが、健康のためと常用していたと言われる◯素や◯銀です。

◯素も◯銀も、最近では健康被害が知られているので積極的にとる人はもちろんいないと思います。

しかし昔は◯銀の強力な下剤としての作用が、体内の毒を排出すると信じられていた時期があります。

秦の始皇帝やリンカーン、ナポレオンやエドガー・アラン・ポーなど多くの有名人が◯銀を常飲していたと言われています。

恐らく家康も、海外のそういった使用法を知り、取り入れていたのではないかと思います。

ですが◯銀も◯素も摂取量によっては危険です。

一度に大量に使用していなくても、常用していたことで中毒症状のようなものが出ていたのではないかと言われているのです。

医学の進歩によってさまざまな憶測が止まらない家康の死因。
書物などから死因を特定するのはかなり難しいことが分かりますね。

毒殺説まで出ている家康…
何を死因と信じるかは個人に委ねられているようですね。

徳川家康の死因が病気ではなく老衰の可能性はある?

徳川家康の死因が病気ではなく、老衰の可能性はあるのか紹介します。

天ぷら事件のその後としては、食べ過ぎてその日の夜に腹痛を生じた家康。
投薬の必要があるほどの激痛だったと言われており、その後は体調がすぐれない日々が続いたそうです。

 

薬を替えたり医師を替えたりと手を尽くしたそうですが、次第に体力は衰えていき朝廷からの勅使との面会も出来ないほど…
一時的に回復することはあったそうですが、長くは続かなかったそうです。

 

直接の死因が天ぷらということは無いようですが、腹痛がきっかけで一気に体調を崩し、天ぷら事件から約3か月後に天に召されています。

最近では天ぷらはきっかけに過ぎず死因ではないと考えられており、健康に気を遣いすぎる生活が原因だったとも考えられています。
亡くなった時は75歳と当時では大往生の年齢だった家康。
腹痛で寝込んでしまったことで体に衰えが出たことは事実だと思いますが、老衰と診断されるでしょうか。

 

確かに、体力が落ちると心臓や肺を動かす筋肉も衰えてしまいます。
家康の年齢であれば変化が急で体がついていけなかったのも分かる気がしますね。

 

ですが老衰は”高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、自然死の場合”に診断されるので、胃がんと診断されていたのであれば老衰という診断はつかないでしょう。
体重が減り、食事が満足に取れなくなり、寝たきりになると老衰死の兆候と言われており、恐らく腹痛後の家康の状態はこれに当てはまると思いますが…

現代の診断では胃がんが原因の衰弱死と言った診断になるのでしょうか。

徳川家康の死因で病気の治療法とは?

徳川家康の死因で、当時の病気の治療法を紹介します。

現代であれば、早期の胃がんは内視鏡で完治できるくらいハードルの低いものになっている胃がんの治療。
手術で胃を切除したり、抗がん剤を使用する場合もありますし天国に行ってしまう方も減らない病気ですので油断はできませんが、不治の病というほどではなくなりましたよね。

 

ですが、徳川家康の生きた江戸時代では癌は一般的ではなく、胸部や腹部の痛みは「癪」と診断されるなど、症状ごとに別の病気と考えられていました。
レントゲンも内視鏡もない時代ですので、よくわからないものなのも仕方ないですね。
しかも当時は癌よりも感染症などで亡くなる人の方が圧倒的に多かったこともあり、癌の認知度は低かったそう。

 

治療も、現代でいう対症療法(出ている症状に対して治療をするやり方)しかなく、ほぼ投薬だったと思います。
栄養をきちんと取るという点では、庶民よりもいいものを食べていた家康は問題なさそうですが、胃に負担をかけないということまでは配慮できていませんね。

 

胃を休めるという意味での療養が治療の基本だったのではないかと思いますが、寝たきりになるリスクもありますので慎重に判断したいところですよね。

江戸時代はかなり薬も一般的でしたので、様々な薬を試したのではないかと思います。
新しい物好きな家康ですので、効果があると噂されるものは全部試したといわれても納得です。

徳川家康の死因のまとめ

最後はやせ細り、寝たきりになって天に召されてしまったと言われる徳川家康。
様々な不安が健康オタクになるきっかけだったのかは分かりませんが、長生きを目標にしていた家康は何歳まで行きたかったのでしょうね。

家康は将軍だったことで書物にも多く症状や治療が記載されていることで、様々な意見が出ていますが、それでもわからないことが多いのに驚きますね。

 

徳川家康の死因が病気の胃がんは嘘?天ぷら事件の真相や病名が気になる

についてまとめてみました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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